今春21世紀枠の石岡一、岩本から後輩エースに「化けろ」の激励 コールドで県切符

9/5(木) 17:56配信

スポーツ報知

◆秋季高校野球茨城県大会県南地区予選 代表決定戦 ▽石岡一7―0土浦二=8回コールド=(5日・JCOMスタジアム土浦)

 今春センバツに21世紀枠で出場した石岡一が、秋の公式戦初戦となる地区予選でコールド勝ちし、県大会(13日開幕)に駒を進めた。最速147キロ右腕・岩本大地(3年)からエースを継いだ右腕・小松崎駿(2年)が、先輩のエールに2回完全救援で応えた。

 帽子に書かれた「化けろ 岩本大地」の激励が胸に響いた。小松崎は3点リードの7回から2番手で登板。「いつも一緒に練習し、動画でも見ていた」。尊敬する岩本を参考にしたフォームから自己最速を1キロ更新する139キロをマーク。4者連続三振を含め、打者6人を完全に封じた。21世紀枠で出場したセンバツ、夏は背番号10。新エースは岩本から譲り受けたグラブを使い、「同じレベルに立てるように頑張りたい」と意気込んだ。

 今秋から川井政平監督(44)が部長に、林健一郎部長(44)が監督に交代。林監督は背番号10の右腕・岡崎黎人(2年)から小松崎の完封リレーで初陣を飾り、「よく投げてくれた。秋は2人を中心にゲームをつくっていきたい」と語った。