新型コロナウイルスの感染拡大を受け、県高校野球連盟は30日、4月11日に開幕

予定だった春季地区予選と、同24日からの県大会を中止すると発表した。水戸市内

で緊急の役員会議を開催。県内でも感染者が増加し、事態の収束も見込めないことか

ら、延期ではなく中止を選択したという。榎戸努専務理事は「苦渋の決断だが、選手

を感染させないことが一番大切という判断に至った」と話した。

◇地区予選も

大会中止が決まったことについて、昨夏甲子園に出場した霞ヶ浦(阿見町)の高橋

祐二監督は「春は(選手や戦術を)試して考えて夏を迎える大事な大会。中止は非

常に大きいが切り替えてやるしかない」、昨夏4強の水戸商(水戸市)の西川将之

監督は「仕方ないとはいえ、選手たちの気持ちを思うとショック」と話した。