茨城県高野連は26日、茨城・水戸市内で臨時理事会を開いて中止となった第102回全国高校野球選手権茨城大会の代替として独自大会を無観客で開催する方針を発表した。感染リスクを考慮して大会規模を縮小し、春季大会や秋季大会のように県を4つに分けた地区大会を実施。16~24校をメドに本大会が争われることを検討している。
同連盟の榎戸努専務理事は「どこで区切りをつけたらいいか」と今年に入って公式戦ができていない3年生救済を念頭に、全会一致で大会を開く方向性が固まったと明かした。新型コロナウイルスの現時点では土日や祝日のみ試合を行う予定。7月11、12、18、19日に地区予選、23~26日と8月1、2日で本戦という運営案が出ている。
部員登録をした選手すべてに出場を認め、ベンチ入りメンバーを試合ごとに変更できる方向で進める。従来の20人という登録メンバー枠の撤廃も検討中。大会の詳細についてや無観客の定義については日本高野連のガイドラインなどを参考に、組み合わせ抽選会は代理抽選とする。開会式も中止。6月9日に再び協議し、最終決定する方針だ。