昨春の選抜高校野球に21世紀枠で初出場した石岡一高(石岡市)の選手らが5日、今春
の選抜大会に21世紀枠で出場予定だった磐城高(福島県いわき市)に硬式球を贈った。
「同じ21世紀枠代表として激励したい」との思いを込めたという。新型コロナウィルス
の影響で今春の大会は中止になったが、磐城高は8月に甲子園で開催される交流試合に出場
する。
両校はこの日、毎年恒例の練習試合を行うため、水戸市内の球場に集まった。石岡一高の古屋
健太郎主将(3年)が試合前、硬式球2ダースを手渡し、「見る人を元気づけるような戦いを
してきてほしい」とエールを送った。
受け取った磐城高の岩間涼星主将(3年)は「色んな人の思いを背負って、泥臭くがむしゃらに
戦いたい」と聖地での全力プレーを誓った。渡辺純監督は「粋な心遣いでありがたかった」と話
していた。