茨城県高校野球大会、8強決定までで終了へ 雨で日程消化できず

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茨城新聞クロスアイ

新型コロナウイルス感染拡大の影響で中止となった、第102回全国高校野球選手権茨城大会に代わる「2020年夏季茨城県高校野球大会」第7日は26日、予定されていた3回戦2試合と4回戦4試合が雨天のため中止となった。県高野連は同日、雨天中止・順延が重なったことで8月4日予定だった決勝までに全日程の消化が困難として、4回戦終了の8強決定時点で大会を終えることを決定した。26日中止した試合は8月1日に順延し、4回戦残り4試合は同2日に実施する予定。

大会は11日に開幕。授業時間確保のため、8月4日予定だった決勝を除き、土日祝日に実施されることになっていた。

大会はここまで、18日に2球場6試合、23日に1球場2試合、25日に2球場6試合が雨天のため中止・順延となり、当初の日程がずれ込んだ。

県高野連は、大会開催を決定した際、雨天などで日程を消化できない場合、大会を打ち切り、複数を優勝校とする方針を示していた。25日の雨天中止を受け、ダブルヘッダー実施の可能性なども含め日程調整を検討したが、試合開催を土日祝日に限定することや今後予測される天候不良なども踏まえ、8月4日を予備日とし、2日までに4回戦を終える日程で大会を終了とする考えでまとまった。

県高野連の榎戸努専務理事は「決勝までできず、選手たちには申し訳なく残念だが、自然相手で仕方ない」と説明した。