・・毎日新聞2月14日付記事より・・
第91回選抜高校野球大会(毎日新聞社、日本高校野球連盟主催)に
21世紀枠での出場を決めた石岡一の地元・石岡市では、夢舞台での
選手らの活躍を期待する市民らの間で応援ムードが高まっている。
「祝 甲子園初出場! 石岡第一高等学校」
同校生徒の多くが利用するJR石岡駅の前にある御幸通り商店街では、
白地に赤と黒2色で書かれたポスター(縦約73センチ、横約26センチ)
が各店舗の入り口やショーウインドウ、店内の壁などに張り出されている。
石岡商工会議所と石岡商店会連合会が500枚作製し、加盟店に配った。
入口のガラス戸に掲げた喫茶店「石岡カフェ」(同市府中1)の香取千春
さん(35)は「県立校で甲子園はすごい。選手たちには思いっきり頑張
ってほしい」と声を弾ませた。
一方、同駅改札口の前には駅員による手製の特設応援コーナーが設置された。
若手駅員2人が発案した。
コーナーには野球ボール模様の丸いカードと折り紙が用意され、カードに
選手への応援メッセージを書いたり、必勝を祈願して千羽鶴用の折り紙を
作ったりすることができる。折り鶴は駅員が千羽鶴にして応援メッセージ
とともに甲子園に出発する日に選手たちに手渡される予定だ。すでに用意
された箱の中には色とりどりの折鶴や思いのこもった応援メッセージが入
れられている。発案者の一人、鈴木智稀さん(20)は、「夜遅くまで練
習してから帰宅する野球部員を駅で見かけることがよくある。まずは1勝
を目指して悔いのない試合をしてきてほしい」とエールを送った。(川崎健)