石岡一センバツ初出場 第2部 選手・スタッフ紹介/6 友部陸内野手(2年)/堀川舜太内野手(2年) (毎日新聞記事)

・・毎日新聞3月3日付記事より・・

守備強化、帰宅後も練習 友部陸内野手(2年)

強肩と送球の正確さが持ち味の三塁手。昨秋の県大会では藤代との準決勝に途中出場した。

「(岩本)大地の後ろで守りたかった」。4強入りに貢献したエース右腕は中学のチーム

メート。共にレギュラーとして切磋琢磨(せっさたくま)していた中学3年時のことを思

い返しながら、ベンチから静かに仲間の力投を見つめていたという。

秋季県大会で活躍した飯岡大政三塁手(1年)が一塁手に挑戦するなど、内野の定位置争

いは激しさを増している。「守備範囲を広げたい」と自宅で取り組んでいるのがゴムチュ

ーブを使った下半身強化。足腰を強くしようと、帰宅後、毎日リビングで練習を欠かさない。

将来の夢は理学療法士。「肩や肘のけがを繰り返した小中学校時代にお世話になった接骨

院の先生に憧れた。いつかは自分が人を助ける存在になりたい」と話す。常に周囲への感

謝の気持ちを忘れず、優しい一面がある。

 ともべ・りく

 石岡市立八郷中出身。171センチ、69キロ。右投げ右打ち。

 

打力アップへ早朝練習 堀川舜太内野手(2年)

球際に強い守備職人。昨秋の県大会では先発出場こそなかったものの、初戦の水戸

工戦では1点リードした八回に二塁手で途中出場。「終盤は一つのエラーで試合の

流れが変わってしまう。普段から試合終盤を想定し、緊張感を持って練習している」

と、緊迫した場面でも動じなかったという。

一方、打撃について「力が足りないので、強くて低い打球を目指したい」と課題を

口にする。秋季県大会では、先発した全内野手が1年生になり、「うらやましいと

思う反面、悔しさがあった」と率直に語る。

打力アップのため、仲の良い信田晃城内野手(2年)と連日、早朝練習に励む。始

業までの時間を利用し、2人で約40分間のティー打撃に取り組んでいる。互いに

助言をし合いながら、スイングスピードの速さを追い求めている。

センバツに向けて「冬場に練習してきた成果を出して、スタメンで試合に出たい」

と気合を込めた。

 ほりかわ・しゅんた

 石岡市立八郷中出身。171センチ、67キロ。右投げ右打ち。