・・毎日新聞2月27日付記事より・・
勝負強い「つなぐ4番」 飯岡大政三塁手(1年)
1年生ながら4番に座る。昨秋の公式戦では全5試合で4打点と勝負強さを発揮。
川井政平監督(44)からは「つなぐ4番」として期待され、犠打や50メートル
6.2秒の俊足を生かしたプレーも光る。
一方で4強入りした秋季県大会は守備で悔いを残した。関東大会出場を懸けた藤
代との準決勝。1点リードで迎えた九回2死に自らの失策で試合を振り出しに戻
された。「頭が真っ白になり、涙もでてきた」という。
落ち込んでいるところを救ってくれたのは仲間の温かい励ましだった。「大丈夫。
春の関東大会に出て、夏こそ甲子園へ行こう」。これまでは「気持ちが力不足」
と精神面での弱さがあったことを認める。昨秋の経験を糧に、今では一塁守備に
も挑戦しながら内野陣のまとめ役としてチームを引っ張る。
甲子園は自分が成長した姿を示す舞台にもなる。「強豪相手でも「絶対に勝つの
だ」という強い気持ちが芽生えている」
いいおか・たいせい
つくば市立桜中出身。176センチ、68キロ。右投げ右打ち
守備で貢献打力も磨く 滑川孝之介遊撃手(1年)
昨秋の県大会全4試合に先発出場。塚本圭一郎二塁手(1年)と組む二遊間は鉄
壁で守りのリズムを作った。現役時代に同じ遊撃手だった川井政平監督(44)
は「守備で安定している一人」と信頼を置き、本人も「投手が安心して投げられ
るような遊撃手を目指している」と話す。
課題は打撃面。主に3番を託されたが、打率2割3分5厘と納得する数字を残せ
なかった。三振が七つと多く「自信を持てず打てる初球を見逃してしまい、自分
から追い込んでしまった」と振り返る。
打力アップに向け、取り組んでいるのは体重移動。打席で重心を左足に置くこと
で、変化球や速球にも対応できるようになってきた。「苦手な横に曲がる球も捉
えられるようになってきた」と手応えを口にする。
目指すは強気な打者だ。「どんどん「1球目」から積極的に振っていきたい」。
冬に打力を磨き、攻守でチームをリードする。
なめかわ・こうのすけ
小美玉市立美野里中出身。178センチ、71キロ。右投げ左打ち。