石岡一センバツ初出場 第2部 選手・スタッフ紹介/7 坂本塁内野手(2年)/額賀文也外野手(2年) (毎日新聞記事)

・・毎日新聞3月6日付記事より・・

チーム一の元気印、自負 坂本塁内野手(2年)

全力プレーがモットーのチーム一の元気印。日ごろから打撃や守備練習で人一倍大きな

声を出して雰囲気を盛り上げている。「声の大きさでは絶対負けない」と自負する。

野球を始めたのは小学3年のとき。野球一家で育った。父親は地元の少年野球チームで

コーチを務め、「塁」と名付けたのは野球好きの祖父だったという。1学年下の弟は水

戸工野球部に所属している。平日に練習を終えて帰宅するのは午後10時過ぎ。それで

も翌朝午前7時ごろに登校し、筋力強化やティー打撃に取り組むなど妥協はしない。

将来の夢に向かってもひたむきだ。高校卒業後、消防士になることを目指して、片道約

20分の電車通学中には公務員試験の問題集を読んで勉強に励んでいる。

昨秋の県大会はベンチ入りこそしたが、出場はなかった。「レギュラーを奪うつもりで

毎日練習をやっている。甲子園で先発するのは自分です」と闘志を燃やす。

 さかもと・るい

 茨城町立明光中出身。165センチ、65キロ。右投げ右打ち。

 

ベンチ入りへ巻き返す 額賀文也外野手(2年)

友人からの誘いで小学4年時に野球を始めた。高校入学当初まで投手としてプレーして

いたが、1年秋ごろ、外野手に転向した。練習中、川井政平監督(44)から「良いス

イングをしている」と打撃センスを買われたからだ。今では「甘めの球を逃さず長打に

できる」と積極的な打撃に自信を持つ。

だが昨秋の県大会はベンチ入りできず、スタンドから4強入りした仲間の活躍を見守っ

た。1年時から主力組に交じっていただけに、「必死に練習して背番号をもらいたい」

と巻き返しを誓っている。

甲子園での活躍は育ててくれた家族への恩返しの意味もある。野球に取り組む自分を応

援してくれた7歳年上の姉はかけがえのない存在。今は離れて暮らすが、定期的に連絡

を取り合い、悩みの相談に乗ってもらうこともあるという。「甲子園では、ホームラン

ボールを家族にプレゼントしたい」。そんな感謝の気持ちを胸に刻んでいる。

 ぬかが・ふみや

 土浦市立土浦第六中出身。171センチ、68キロ。右投げ右打ち。